最近たまに耳にする「発芽玄米」とは、その名のとおり玄米を発芽させた状態のお米です。
健康のために白米より栄養価が高い玄米を食べている方も多くいますが、さらに玄米を発芽させることで、玄米に含まれる栄養素が増えたり、体に吸収しやすい状況になる=玄米よりも健康にいい!といわれています。
玄米は、炊飯器で炊くと固くなってしまったり、軟らかく炊くには圧力鍋を使うなど、白米と比べると炊飯に手間がかかります。また、白米を食べなれた人には、玄米の固さや食感に抵抗をもつ方も多くいます。
そんなときにオススメなのが「発芽玄米」です。
発芽玄米は、玄米を発芽させるために水を吸収させているため玄米自体が軟らかくなっていて、(発芽)玄米でありながら、白米と同じ方法で炊くことができます。
また、白米と同じように炊けるため、白米に食べなれた方は、白米と混ぜて炊くことも可能です。
最初慣れるまでは発芽玄米を1/3程度、その後徐々に発芽玄米の割合を高めて行くような食べ方もオススメです。
「発芽玄米」は、大手メーカーが通信販売をしていたり、スーパーのお米売り場でも「発芽玄米」の状態で売られているので、「発芽玄米は買うもの」というイメージが強いかもしれません。
ただ、売っている発芽玄米は、一度発芽させたものを再度乾燥させるため、味が落ちてしまいますし、乾くことでお米の炊きあがりも固めになってしまいます。(また、加工の手間がかかるためどうしてもお値段も高くなってしまいます・・・)
「発芽玄米は買うもの」と思われているかもしれませんが、実は玄米を発芽させるだけなので、自宅で簡単に作ることができます!
発芽玄米は冷蔵庫で1週間程度は持ち、まとめて作ることもできますからぜひお試し下さい!
それでは早速、我が家のレシピを紹介します!
必要量。初めての場合は2−3合がいいと思います。
※玄米を発芽させると1.3倍〜1.5倍程度の量に増えます(2合の玄米を発芽させると3合前後になります)。
我が家のお米は、無農薬、減農薬のどちらの玄米でもきちんと発芽します。
ざるとボールは、玄米が水を吸うと容積が増えるため、しっかりと水に浸る大きさに余裕があるものにしてください。
ザルを覆える大きさのもの。
玄米を水から上げて軽く洗い、水を交換する。
※面倒なら省略可能。夏場など発芽臭が気になる場合は交換して下さい。
玄米を軽く洗い、今度は、ボールには水を入れず、玄米の上に、水に浸したフキンを掛ける。
※玄米の表面が乾かないようにして放置し、途中でフキンが乾き気味になった時は、適宜水を打つ。
常温ではどんどん芽が出てしまいますので、完成後すぐに炊かない場合は、水を切り、タッパなどに入れて冷蔵庫で保管してください。1週間程度は保存可能です。
※もっと長く保存したい時は、1回に使う量に小分けして、ポリ袋で冷凍保存することも可能です。
発芽させて完成した状態の発芽玄米を計量カップで計ります。
また、白米と発芽玄米を混ぜても構いません(白米2合と発芽玄米1合など)。 白米を食べ慣れている方は、発芽玄米だけを食べるよりも最初は白米と混ぜた方が食べやすいと思います。
白米と同じように炊けます。
発芽玄米の水加減は、普通の白米を炊くのと基本的に同じで構いません。水の量の微調整はお好みで行って下さい。
なお、炊飯器の設定は、玄米炊飯ではなく白米炊飯で構いません。